以前「育児記録アプリ」を使えば手軽に記録できるらしいと知り、ぴよログを1年間使用してきたので、紹介していきます。
スマートフォンで簡単に入力できる、育児日記を手書きするより負担が少なく、あとで見返すこともできて便利。初めての育児の強い味方になってくれたのが**育児記録アプリ「ぴよログ」**でした。
育児記録アプリ「ぴよログ」を知ったきっかけ
出産前に育児の先輩ママ・パパたちのブログやSNSを読み漁っていたとき、「ぴよログ」というアプリを何度も目にしました。育児記録アプリはいくつか種類がありますが、その中でもぴよログは利用者が多く評判が良いようでした。App Storeの育児アプリランキングでも上位にあり、レビューでも「夫婦でリアルタイムに共有できて便利」「一日の流れがひと目で分かる」など高評価だったのです。
また、決め手になったのはApple Watchと連携できるという点でした。私は元々Apple Watchを持っており、それが育児に役立つならぜひ使ってみたいと思いました。
実は他にも手書きの育児日記帳や別のアプリも検討しました。しかし手書きだと夜中に電気をつけて書くのが大変ですし、複数の人と共有ができません。別の有名アプリも試してみましたが、操作性や機能の面でどうもしっくり来ず…。最終的に、「無料で使えて機能が豊富、そして夫婦で共有できる」という条件を満たしたぴよログを選び、生後0ヶ月から早速使い始めることにしました。
ぴよログを使い始めた感想: 毎日の育児が見える化された安心感
生後0ヶ月の新生児期からぴよログで記録をつけ始めたところ、その使い勝手の良さに驚きました。まず、授乳やおむつ交換、睡眠といった項目がアイコン付きで分かりやすく、一目で何を記録するボタンか理解できます。おっぱいやミルクをあげたらすぐに「授乳」のアイコンをタップ、うんちやおしっこを替えたら「おむつ」のアイコンをタップ、と直感的な操作で記録できました。スマホさえ手元にあれば片手でも入力できるので、赤ちゃんを抱っこしながらでも扱いやすかったです。
さらに感動したのは、記録がグラフや一覧で振り返られることでした。1日の授乳回数や睡眠時間の合計が自動で集計されるので、「今日は授乳〇回、オムツ交換〇回」と数字で把握できます。初めての育児では「他の赤ちゃんと比べてうちの子はどうなんだろう?」と不安になるものですが、記録を取っているとわが子のペースが見えてきて安心感につながりました。例えば、生後2週間の時点では授乳が1日12回と頻繁でしたが、1ヶ月になる頃には8〜10回に落ち着いてきたことがデータで分かり、「ちゃんと成長しているんだ」とホッとできました。
そして何より夫婦で記録を共有できる点も大助かりでした。私が授乳している間に夫がおむつ交換をしたら、夫も自分のスマホからぴよログに記録を入力します。するとリアルタイムで私のスマホにも反映されるので、「あれ、おむつ替えたっけ?」とお互い確認し合う手間が省けました。夫は職場からお昼休憩中にアプリを開いて、午前中の授乳や睡眠の状況をチェックしてくれていたそうです。遠く離れていても赤ちゃんの様子を共有できるのは、想像以上に心強かったです。
ぴよログのスマホウィジェット画面。何時間前に授乳したかなど、アプリを開かずともひと目で確認できます。アイコンをタップするだけで素早く記録できる点が便利でした。
毎日記録して実感したぴよログの便利機能
ぴよログを毎日使い続ける中で、「これは便利だ!」と感じた機能がいくつもありました。ここでは、私が特に助けられた機能をいくつか紹介します。
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授乳タイマー機能: 授乳を開始するとスタートし、終わったらストップするだけで授乳時間を計測して記録できます。母乳育児では左右どちらを何分飲んだか記録できるので、「前回は右を◯分、次は左から授乳しよう」といった管理に役立ちました。夜間の授乳もタイマーで測っておけば、半分寝ぼけながらでも後から正確に入力できます。
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まとめグラフ・成長曲線: 日々の記録はカレンダー表示やグラフで振り返ることができ、月齢ごとの変化がひと目で分かります。特に身長・体重の成長曲線機能では、赤ちゃんの成長が標準範囲内か確認できて安心しました。定期健診の際にも、「先月から体重が○○g増えました」と具体的に説明でき、母子手帳に書き写す際もぴよログの数値を参考にしています。
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通知・アラーム機能: 授乳間隔が空きすぎたときに通知が来る設定や、次のミルクの時間にアラームをセットするといった使い方もできました。特に新生児期は2〜3時間おきの授乳で寝不足になりがちですが、アラームを活用して授乳のし忘れを防止できたのは助かります。もっとも、うちの子はお腹が空くと泣いて知らせてくれたので、人間アラーム(?)に起こされる日々でしたが…。
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可愛いアイコンとシンプルなUI: ぴよログは全体的にデザインがシンプルで見やすく、アイコンも赤ちゃんのマークで統一されていて直感的です。入力画面も無駄な項目がなくシンプルなので、ストレスなく続けられると感じました。細かい点ですが、深夜にアプリを開いたとき画面がまぶしすぎない配色なのも地味に嬉しかったです。
こうした機能のおかげで、毎日の育児記録を1年間途切れることなく続けることができました。中でも圧倒的に育児を楽にしてくれたのが、次のApple Watch連携機能です。
特に活躍した機能: Apple Watch連携で手ぶら育児記録
育児記録アプリ「ぴよログ」の数ある機能の中で、私が特に便利だと感じたのはApple Watchとの連携機能でした。
Apple Watch上で動作する「ぴよログ」アプリの画面例。文字盤(ウォッチフェイス)上に直近の記録情報をコンプリケーションとして表示でき、ワンタップで新規記録の入力画面を開くことができます。腕につけたApple Watchから手軽に育児記録を確認・追加できるのが魅力です。
実際に使ってみて、「これは産後すぐから使っておけば良かった!」と心底思いました。初めはスマホだけで記録していたのですが、生後1ヶ月を過ぎた頃にApple Watchでの入力も試してみたところ、その快適さに感動したのです。両手がふさがりがちな育児中でも、腕につけたウォッチからサッと記録できる便利さは、一度味わうと手放せません。
Apple Watch連携が活躍したシーンはいくつもあります。例えば赤ちゃんを抱っこして寝かしつけているとき。ようやく寝付いてくれたところでスマホをゴソゴソ取り出すと起こしてしまいそうですが、腕の時計ならそっと画面をタップするだけで授乳や睡眠の記録を付けられます。また夜中の授乳でも、真っ暗な中でスマホの強い光を見ると赤ちゃんが目を覚ましてしまう心配がありました。Apple Watchの画面なら必要最低限の明るさで済み、深夜でも赤ちゃんを刺激せずに記録できます。
さらに、おむつ替え直後に手を洗いたいときにもウォッチが役立ちました。おむつを替え終わって石鹸で手を洗う前に, Apple Watchで「おしっこ」や「うんち」のボタンをポンと押すだけでOK。スマホを触る必要がないので衛生的にも安心です。お風呂上がりにバスタオルで赤ちゃんを包んで抱えている場面でも, 腕の時計から沐浴や授乳の記録をさっと入れられました。このように、「スマホを取り出すのが難しい場面」でも記録を諦めずに済むのがApple Watch連携の最大の強みです。
加えて、外出先や親戚の家などで周りの目が気になるときも、Apple Watchなら目立たず記録できます。私の場合、義実家(夫の実家)に帰省した際に大活躍しました。長時間スマホをいじっていると「スマホばかり見ていて…」と心配されないかなと気になってしまいますが, 腕時計でチラッと操作する程度なら周囲にあまり気付かれません。育児の様子を逐一記録したいけれど、スマホばかり触っていると思われたくないというジレンマを、Apple Watchがうまく解消してくれました。
もちろんApple Watchでできることは簡易的な記録入力に限られます。細かいメモを書いたり、過去の日時に遡って記録する操作などはスマートフォン版で行う必要があります。また, 無料版のぴよログには広告表示がありますが、ウォッチ版では表示されないので逆に快適という利点もありました。全体的には、Apple Watch連携のおかげで「記録したい瞬間を逃さずに済む」場面が格段に増え、結果として毎日の記録を継続する大きな助けになったと感じています。
ぴよログを使って感じたメリット・デメリット
実際にぴよログを1年間使い倒して感じたメリットとデメリットを、率直に挙げてみます。
メリット
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育児内容を忘れず記録できる安心感: 授乳やおむつ交換の時間を逐一記録できるので、「次は何時頃ミルクかな?」「最後におしっこしたのはいつだっけ?」と悩まずに済みます。産後のぼんやりした頭でもアプリが覚えていてくれる安心感は絶大でした。
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夫婦でリアルタイム共有: アプリに入力した内容がすぐパートナーの端末にも反映されるため、離れているときでも赤ちゃんの様子を共有できます。仕事中の夫もお昼休みに「今朝はうんち2回したんだな」などと確認でき、帰宅後の育児参加に役立ったと言っています。
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どこでもサッと記録(Apple Watch対応): 上述した通り、Apple Watchを使えば手がふさがっているときや外出先でも記録しやすくなります。「記録したいのにできない」場面を極力減らせるので、継続しやすさが段違いでした。
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データの蓄積と分析: 日々の記録がグラフや一覧で蓄積されていくので、赤ちゃんの生活リズムや成長パターンが見えてきます。「最近夜泣きが増えてきたけど、昼間の昼寝時間が短いせいかも」といった風にデータから育児のヒントを得ることもできました。
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無料で多機能: これだけ充実した機能が基本無料で使えるのも大きなメリットです。広告表示はありますが気になるほどではなく、私は無料版でも不便を感じませんでした(もちろん気になる方は有料プランで広告非表示にできます)。
デメリット
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記録の手間とプレッシャー: 毎日記録を続けるのは習慣化するまで少し大変に感じるかもしれません。最初のうちは「記録しなきゃ」とプレッシャーに感じてしまう場面もありました。ただ、無理のない範囲でゆるく続けることが大事だと思います。多少抜けがあっても気にしすぎないようにするのもポイントです。
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夜間のスマホ操作: アプリ自体のデメリットではありませんが、夜中にスマホで記録する際は画面の光が気になることがありました。私は画面の明るさを最低にする&Apple Watchを活用することで乗り切りましたが、夜間は手書きメモしておいて朝まとめて入力する、という人もいるようです。
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細かなカスタマイズはスマホのみ: Apple Watchでは簡易入力が中心なので、例えば「ミルクを何ml飲んだ」や「うんちの状態をメモ」といった詳細は結局スマホで追記する必要があります。とはいえ普段の記録はシンプルで十分なので、大きな問題には感じませんでした。
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複数の記録方法との併用が難しい: 私の場合、途中で紙の育児日記にも思い出を書き残したいと思い、ノートに一言日記を書くようにしました。しかしメインの記録がぴよログに集約されているぶん、二重管理になってしまうので長続きしませんでした。記録はアプリか手書きか、どちらかに絞った方が楽だと感じました。
- Apple Watchを持っていなくても、使用できます。もしも、新たに育児の為に購入されるとなれば、3万円~の出費となってしまいます。
他の育児記録方法との比較
育児記録の方法には、アプリを使う以外にもいくつか選択肢があります。私自身も実践前に検討した他の方法と、ぴよログを使った場合との比較をまとめてみます。
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紙の育児日記帳(手書き): 手書きの良さは、写真を貼ったり成長の感想を書き込んだりと思い出として残しやすい点でしょう。私も産院からもらった育児日記帳に最初は書こうとしました。しかし、夜間にペンを持って書くのは難しく、寝不足の中で記録漏れも多発しました。夫と情報共有できない点も不便で、結局アプリに切り替えました。手書き日記は将来のアルバム代わりに、余裕があるときだけ書くくらいが現実的かもしれません。
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他の育児記録アプリ: 有名な育児アプリには「〇〇」や「△△」などがあります。それぞれ特徴がありますが、私が調べた範囲ではぴよログほどApple Watch対応や夫婦共有がしっかりしているものは見当たりませんでした。また、ぴよログのシンプルさに比べてUIがごちゃごちゃしていたり、一部機能が有料だったりするアプリもありました。最終的にぴよログを選びましたが、結果的に大正解。特に複数人で同時に記録をつけてもデータがすぐ同期される使い勝手は、他には替えがたい魅力だと感じます。
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記録をつけない(フリースタイル): 中には細かい記録にとらわれず赤ちゃんとの時間を優先したいという方もいるでしょう。確かに記録を残さなくても育児はできますし、最終的には赤ちゃんの成長はしっかり遂げていくものです。ただ、私の場合は記録があることでむしろ心の余裕が生まれました。「次のミルクは何時頃かな?」と常に時計とにらめっこせずに済み、ログを見て判断できたので精神的なゆとりができたのです。性格にもよると思いますが、心配性な私にはやはり記録があった方が安心できました。
これからぴよログを使おうと考えている方へのメッセージ
初めての育児で毎日忙しい中、「育児記録なんてつけている余裕がない」と感じるかもしれません。ですが、ぴよログのような便利なアプリのおかげで、育児記録は決して負担になるどころか自分たちを助けてくれる存在になり得ます。実際に私は、ぴよログを使うことで育児の不安がかなり和らぎました。赤ちゃんのお世話で手一杯のときこそ、アプリに頼ってみてください。きっと「記録しておいて良かった」と思える瞬間がたくさん訪れるはずです。
特に、もしApple Watchをお持ちであればぜひ連携して使ってみることをおすすめします。ほんの数秒で記録が完了する手軽さに驚くでしょうし、「こんなに簡単なら続けられそう」と感じられると思います。逆に言えば、**記録を続けるコツは“頑張りすぎないこと”**です。完璧にやろうとせず、抜けてしまったら後で思い出せる範囲で埋めるくらいの気持ちで気楽に続けてみてください。1年後、振り返ったときにその記録が宝物のように感じられることでしょう。
初めての子育ては不安も多いですが、先輩ママ・パパの知恵やツールをどんどん活用して、少しでも心と体の負担を減らしていきましょう。私にとってぴよログは、そのような頼れる育児ツールの一つでした。これから使おうとしているあなたにとっても、ぴよログが育児の強い味方になってくれることを願っています。一緒に育児を楽しみながら、ゆっくりと成長を見守っていきましょう!